今週のお題「かける」
第一の連想
子供の頃から忘れん坊の王様だった。
三角定規、コンパス、帽子。忘れてばっかり。
最近、物忘れがますます酷くなった。人や物の名前が、出てこない。顔や姿形は目に浮かんでいるのだが、それが何という名前だったっけ? 出てこない。
物覚えもいっそう悪くなったようだ。
仕事上の打合せ、会話などで、相手の話しが頭に入ってこない。内容は理解できているつもりなのだが、数値などが瞬時に消え去る。今、何て言ったんだっけ?
由々しき問題である。何とかせねば ...
先日、妻と二人でテレビを見ていた。北海道の話題を伝えていた。
「『北の国から』って誰だったっけ?」と妻。
作者を訊いてきた。
案の定、顔は思い浮ぶが名前が出てこない。
知らないことはGoogleで検索したら簡単。でも、そうはしないことにした。
何日も頭の中を『駆け』巡ることにした。 倉本聰という名前に突き当たるまで!?
第二の連想
運動神経が鈍かった。体育の時間が苦痛。当然、運動会は大嫌い。
小学校四年生の終わり頃、引越した。
水田地帯を造成した新興住宅地に父親が家を建てたのだ。
学区外だったが、そのまま同じ小学校に歩いて通うことにした。約3km強の道のりだった。
毎日、細い農道を歩いた。
段々と足が丈夫になってきた。
それに伴い、駆けっこも早くなってきた。
駆けっこは運動の基本。
運動会は嫌いではなくなった。
中学校に進学した時、陸上部に入るかバスケ部に入るか悩んだ。
本当は陸上部に入りたかったが、周囲に流されバスケ部に入部。それが運の尽きだった。
集団で動くことが大の苦手で苦痛。チームプレイが得意になることはなかった。小さい学校で何故かしら退部しにくい雰囲気を感じた。
あの時、個人競技の陸上部に入っていたら . . .
中学生の自分が、思いっ切り『駆け』抜ける情景を思い浮かべてみる。
まぁ陸上部に入ったとしても実際は大同小異。色々と、へたっていただろうなぁ。