今週のお題「レイングッズ」
小学1年生、入学したばかり。
多分、登校第一日目のように記憶しているが違うかもしれない。
雨の日。近所のおばさんからお祝いにもらった傘をさして学校に行き、その傘をなくした。
朝、生徒玄関は多くの児童、多くの濡れた傘に溢れていた。傘を自分の下駄箱に引っ掛けて教室に行った。
下校時、何本かの傘は残っていたが、自分の傘はなかった。
先生がこれじゃないかと何本か持って来てくれたが、どれも違うものだった。
近所のおばさんは、とても優しい人。子供心に綺麗な人だなぁと思っていた。
せっかくもらった傘なのに、なくして残念とは、あまり思わず、そういうこともあるんだなぁ位に思っていたように記憶している。
今考えるとそののおばさんも母も、さぞやガッカリしたことだろう。