孵化したての雛達を養鶏場に迎え入れることを『入雛』という。
入雛した雛たちは、ピヨピヨ元気に走り回る。床に撒かれている餌をついばむ。水を飲む。
1ヶ所でボーッとたたずんでいる雛は、要注意。健康に育たないことがある。
「こっちへおいで!」と手を叩くとそれに反応してパタパタとこちらに寄って来る。
鳥には、産まれて初めて見る動く物体を親だと思う「刷り込み現象』があるというが、その現れなのだろうか?
ところが一昼夜過ぎると、ほんの小さなの物音に対しても敏感に反応して逃げる。逃げ惑う。どの雛も一斉に行動が変化する。身を守る防衛本能が一斉に芽生えるのだろう。
成長するって面白い。