妻の買い物に付き合って入った無印良品の店で、たまたま『茨木のり子』の本を見つけ、衝動買いをしてしまった。
以前から『倚りかからず』という詩をじっくりと読んでみたいと思っていた。
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
云々という有名な詩。
最後ら辺に
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合なことやある
という力強いフレーズがある。
とても心に残る。
日々どう生きたら、どう考えたら、そんな境地に達するのだろうか。
誰かに教えを乞うてそうなるというより、日常の生活、暮らしの中で培っていくものなのだろうとは思う。