年の瀬、クリスマス、寒波到来。
降雪に備えてのスタットレスタイヤ。
慢性的腰痛を抱えてのタイヤ交換。
「あと一つで終わり。」
最後のタイヤを持った途端、腰の辺りから
ビリビリと何かが破れる音。
片足に体液が流れ落ちていくような感覚。
「エッ、何が起きたんだ？」
体液が流れる後から、炭酸の泡に刺激された様な痺れが後追い。
2022の幕開け。
痛みに耐えながらの正月。ベッドの上の寝正月。
坐骨神経痛。いわゆるギックリ腰。
背中を丸め、腰を思いっ切り曲げ、ゆっくりゆっくり、足を引きずり、ベッドとトイレの往復。
「この姿、心無い者が見たらきっと笑うだろう。」
「他人よ、笑うがイイさ。」
「俺は心静かに耐えてみせる。」
「こんな事で屁古垂れる訳がない。」
と、脚腰折れても心は折れぬ余裕綽綽の装い。
指定された病院でMRI検査。
生まれて初めて『磁気のトンネルの中』？
4番5番の椎間板ヘルニアとの診断。
小正月を過ぎた頃、杖なしで地面の上を歩けるまでに回復。
という訳で、『現時点での今年の漢字』は、
痛 痺 腰・・・綽が浮上。
余裕綽綽の綽。その意味は「ゆるやか、ゆったりとしたさま」。
今年一年、どんな時でも余裕綽綽でいこうと思い立ち、『綽』と決めにけり。
